アファメーション言ってみた
約1ヶ月前、2020年11月半ばに訳が分からないまま初めて苫米地手帳を購入したのですが、届いた時全てに目を通してはおらず、先日「アファメーションカード」というのが付いているのに気づきました。
「おお…これが噂のアファメーションというやつか…付録にお手本とは親切だな…」
どこでその噂を聞いたかといいますとこちらです。コーチング関連で私が既読であるのは以下2冊、とりあえず。
↑『新・夢が勝手にかなう手帳2020年度版(2020年4月〜2021年3月に対応)』からお手本アファメーションを1つ引用いたします。
「私は、より高い視点から超並列的に物事を見ることができる。だから常に、さまざまな情報がランダムに散らばって見える混沌の世界を、瞬時にしてパターン認識できる。だから、何事も自分の思い通りに、正しく最短距離で結果が出せて、私は毎日とても充実している。」
ちょま、2020年レベルたけえ…(去年の知らんけど)
「おいおい、これを私が言うんですかい?」が最初の感想でした。
「苫米地先生はそらそうでしょうけど、私はちがうだろ。こんなん言えん」と。
まあこちらが思ったところで記載のアファメーションは「今そうではない人用」ですし、そのために懇切丁寧にお手本文を作ってくれているのですから、言わないわけにはいきませんね。
「私は、より高い視点から超並列的に物事を見ることができる。だから常に、さまざまな情報がランダムに散らばって見える混沌の世界を、瞬時にしてパターン認識できる。だから、何事も自分の思い通りに、正しく最短距離で結果が出せて、私は毎日とても充実している。」
しばらくするとアラ不思議!
なんという楽しい文章でしょう。
言うだけタダやん。
なんのダウンサイドもありません。
そして「なぜ自分を高めてくれるスーパーポジティブな文章に対して、第一印象は否定的な気持ちを抱いてしまうのかなあ」と考えました。
そのまままっすぐに受け取って飛び込めばいいのに、足がすくむんですよね。
「良いものを反射的に拒絶してしまう反応が、こんなにはっきり起きるとは怖いものだ…」
人間は悪い方向に変化するのはもちろん嫌ですが、良い方向に変わることも嫌なのですねー。
自分もとにかく現状にしがみつきたいのだな、というのがこれらのアファメーションを見ることでよく分かりました。
でもアファメーション実行の消費カロリーは極めて少なく「言うだけ」なので、すぐ慣れることができます。
「デッドリフトしてからじゃないと言っちゃダメ」などの条件はなく助かりました。
慣れてしまえば言ったもん勝ちです。あとのことは知ったこっちゃありません。
「本当に私はより高い視点から超並列的に物事を見ることができ、常にさまざまな情報がランダムに散らばって見える混沌の世界を瞬時にしてパターン認識でき、何事も自分の思い通りに正しく最短距離で結果が出せているのか?おいお前?」とか考えなくて良いと思います。
だってアファメーションは無意識用じゃろ?意識してもしゃあないやん。
「アファメーションは言うだけ。言うだけイージーとっても簡単」というのが分かったところで、「じゃあ作ってみよー!」となります。
『新・夢が勝手にかなう手帳2020年度版(2020年4月〜2021年3月に対応)』付録のお手本アファメーションは、さすが「新・」がついてるだけのことはあって自分には壮大すぎパクることすら難しいので、バレエで作ってみました。
(「こいつ年末に今年の手帳買ってるけど大丈夫なの?」とのご心配があるかと存じますが、安心してください。4月〜の手帳なので4ヶ月使えます。)
「私の腹筋群は適切に収縮し骨盤は後傾位を保ち、肩の上には何も載っていない。指先まで伸びた美しいアームスの形を作りながら、ジャンプでは後ろ足が骨盤底の皮膚から爪先まで伸び上がり、舞台の上ではとても誇らしく心地がよい。」
でね、これも作ってみて、やっぱり最初は抵抗感があったんですよ…!
「何ゆってんだお前」って。
悲しくなりますねー。
1回言うと慣れて、調子に乗ってくるんですけど。「どう考えてもこれ良いことやん」ってすぐ分かるんですけど、なぜ初めに拒絶する気持ちが出てきちゃうんでしょうね。
良くなることを否定するってなんなん!!
アファメーションを作ってみることでこの「人間の悲しい性(さが)」を知り、またある素晴らしい事実にも気づきました。
このアファメーションは自分個人用のものでありながら、全人類の願いでもあるのです。
これは舞台に立つ方全てに向け声を大にして言いたいのですが、あなたが舞台の上で失敗することを願う人は地球上に1人もいません。
全ての人が、あなたが良いパフォーマンスをすることを肯定します。
これ考えてみれば当たり前のことですよね?
どう考えても「失敗しろ」なんて思ってる人、どこにもいませんもん。
全員「成功しろ」って言いますよ。
そして何よりもあなたの指導者の方は、あなた以上にこの願いを強く持っていますよね。
こんなアファメーションだけでは全然足りず、いつだって100個も1000個も言いたいことはあるのにぐっと我慢してこちらが分かる範囲に情報を小出しし、いつも優しい笑顔で辛抱強く練習に付き合ってくださっている。
そんな先生の悲願を「これ言うの、ちょっと恥ずかしいな」とわずかでも思ってしまうウンコ生徒め…。恥を知りなさい!
その程度で腰が引けてたら、何事も上手くなるわけないやろ!!!
袖にいる先生の気持ち考えろボケ!!!
と、初めてアファメーションを作っては1人で大反省しておりました。
このようにおそらく多くの人が初回は無駄な葛藤をしてしまうであろうアファメーションですが、めちゃくちゃおすすめです。
脳の無意識領域に刷り込んでいく用の言葉なので、言いまくることでイメトレと同じ効果でスポーツなどの練習の簡便化にもつながるのではないでしょうか。
仮にどれだけ正しく負担の少ない動作ができていたとしても反復練習はどうしても特定の部位に負荷がかかるので、練習回数が1回でも少なく済むのは身体にとってはありがたいことです。
私もバレエメモは持っていますが、それと別にアファメーションを作っていくのはナイスアイディアですね!
試験用のカンニングペーパーみたいな、サマリーとして使えます。
とにかく日々言うだけ言っておく。あとは任せたぞ無意識!
本来自分1人で唱えるものですが、この素晴らしさが実感できたところで私はクライアントさんの前で「ねえねえ作ったの聞いて!今からアファメーション言いまーす」と発表しました
その方もゴール(発表の場、本番)がある方なので、「わああこれいいですね、自分用の作って言おう〜」とすぐに理解してくださいました。さすがです✨
最初は恥ずかしいかも
↓
でも絶対に悪いことは起こらないから大丈夫
↓
あなた以上にあなたの成長を望んでいる人物は存在し、その人の視点で考えれば必ず言える
↓
自分が成長したところで全人類はそれを好ましく思う
↓
アファメーション言うしかない
↓
言うとなんか楽しい
↓
あとは知らん
はい、「手をつくる」「深く息を吐く」「アファメーション言う」ここまできましたよー。
アファメーションについてもう少しお話したいことがあったのですが、長くなったので今日はこの辺で。
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