「手をつくる」ボディメイクの盲点!
ピラティスでは体幹やコア、腕や脚や肩や頭部の位置など様々な部位を意識して運動しますし、バレエでも指先まで形を作ってゆきます。
しかし気功を始めて最初に衝撃を受け、感動したのは「手をつくる」というワーク・概念です。
この「手」については盲点でした。
なんのことはない、難しいことを行うわけではありません。
両手の平を重ねるだけです。重ね方は自由で、好きな形で重ねて良いです。
そして手の温かさを感じ、手を意識に上げ、徐々に皮膚温を上げていきます。
冷え性などで手が冷たい場合は脇の下に挟んだり、暖房などの外部熱を利用してまずは物理的に温め、それから手を重ねます。
私は手の冷たく感じる箇所(指や甲など)に吐息をかけて温めていくこともよく行います。
そして手を重ねひたすらその手を意識に上げていると、だんだんと手が温かく熱くなってきて、しっとりと汗ばみ皮脂が分泌されてきます。天然の保湿成分です。
この「手をつくる」ワークを日々続けていると、手の質感が変わってきます。しっとり、もっちりとした柔らかい手になります。
こうなると、カサカサした冷たい手には戻りたくないものです。
手が冷えると放っておけなくなり、一日に何度も「手をつくる」ワークを繰り返すことになります。自然と手を意識に上げるようになってきます。
これが気功の第一歩です。
そしてこの「しっとり・もっちりの手を作る」ことが習慣化されると、これまで手を放置し冷えた状態のまま運動したり勉強したりしていたことが、非常に勿体なかったのだと分かります。
手が温まりしっとりと湿度を保っている状態だと、身体全体のパフォーマンスが上がります。また情報の入出力の効率も上がります。
身体はよく動くし、脳もよく働くようになるのです。
「ピアノを弾く子は頭が良い」等と言いますが、手は脳と直結していることが実感として分かります。
逆に言えば手を意識に上げず冷えて放置されている状態で運動や勉強をしても、多くの情報を取りこぼしながらのインプットになっているでしょうし、アウトプットも非効率でしょう。
多少の時間はかかりますが、まずは手をつくる・手を温めてから・手を温めながら何かを行うと、急がば回れで効率が上がります。
これについては、ぜひどなたも試していただきたいと思います。
生体反応の不思議さというか、「ある箇所を観察・意識すると生体は反応を起こす」「細胞やシステムが活性化される」という現象が確実な体感を持って分かります。
これはあらゆる身体操作、ピラティスやバレエやスポーツなどの加速学習を促します。
この温まった気功師の手、「ヒーラーの手」で身体の各部位に触れていけば、触れられた箇所はまた意識に上がり、生体反応が起こり、細胞や組織が活発に働くよう促されます。
冷えたカサカサの手で触るのとは大違いです。
そして身体の各部位も、手だけでなく冷えている箇所がたくさんあることに気づきます。足先や耳や頭やお腹や背中もどんどん触り、外部熱も利用して温めましょう。冷えている箇所が少なくなるほど、身体は優秀な仕事をしてくれます。
意識に上げ、体温を上げていくことで手がもっちり・しっとりと良い状態に変化していくように、足部もカサカサしなくなり柔らかくしっとりします。これは驚きです。
このような変化が起こるということは…それが筋肉にも内臓にも、身体のどこにでも作用してゆくのです。それが気功か!と。
内臓の変化は手に比べたら体感しづらいものです。「ヒーラーの肝臓」などは初心者には難しいですよね。まずは手、「ヒーラーの手」をつくり、冷えている部位を温めることを日々のワークにしましょう。
「ヒーラーの手」と名付けがされていますが、自分の手を重ねるという極めてシンプルな作業なので、ヒーラーであろうとなかろうとこれはどなたにもおすすめしたいです。
気功のなんたるかを何も知らずに来ためるもですが、手をつくることで「気功は健康に良いものなのだな」と素人的感想を抱けました。初期素人感想は重要関数です。
「気功は健康に良いぞ…フフフ」。
ここで解剖学の素晴らしさにも言及したかったのですがまたの機会にします。
私はブログにこんな短い記事を書くだけで「もう二度と書かん。断筆しよう」と毎回思うのですが、作家さんの体力や精神力や頭脳は一体どうなっているのか。
頭脳労働をされる方々も、ぜひぜひ手を温めてください
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