「変性意識状態」は能力向上のための第一歩となる
前回の記事で「変性意識」について書きました。
『「変性意識」も身近にある 教える側・教えられる側両者に必要なもの』
以前の記事で言及した「瞑想」も、もちろん変性意識状態で行うものです。
↑ここでピラティスで用いられる「imagery(イメジェリー)」を、「六本木ヒルズ瞑想 縮小版🔰」として紹介しました。
セッションではイメジェリーを使いながら、私も教える側として変性意識に入っています。
例えばSpine Stretchというエクササイズの練習ではじめは現実の壁を使うのですが、生徒さんにいよいよ壁がないところで実践してもらう場合、インストラクターは生徒さんの背中に当たっている壁を瞑想空間で構築しているのです。
私がその自己暗示に強くかかっているため、生徒さんの背中が壁にめり込んでしまうと大きな違和感を覚えます。
そしてその違和感は、そのまま動きの修正になります。
こういったことをひたすら繰り返し、徐々に動きを獲得していきます。
これはピラティスなどの運動指導に限ったことではなく、学びや芸術など「人に何かを伝える」行為において共通となるやりとりでしょう。
まず発信する側の確信があり、そこに受け手が同調していけるかどうか。
前回の記事で私は「催眠術にはできるだけかかりたくないと思っていた」ことを書きました。
しかし、そこで得られるのが自分が欲しいものであれば、かかりたいです。かかる方がおトクです。
白けて醒めているよりも変性意識状態になれる人の方が人生おトクで、能力が開花しやすく、世界が広がります。
本を読めばありありと目の前に状況が映像化され、音楽には心から陶酔し、スポーツをすればコーチの指導がそのまま身体に入っていくようなことが起きたら?
↑こちら大風呂敷ですが、催眠でなくとも自分の能力を開発していく過程の第一歩は、変性意識に入ることなのでしょう。
ピラティスエクササイズ中に「背中に壁がある」と言われ、暗示にかかり本当に壁を感じながら動ける場合と、何の感触もない場合では結果が変わります。
自分が学び手の場合、せっかく何かを学びに行っても、指導者に同調できなければ得たいものが得られないのです。
といっても初対面の先生と初めてのセッションで、いきなりお互いが深い変性意識状態になることはなかなか難しいですよね。
日々を共に過ごすことで少しずつお互いの距離が縮まっていき、徐々に絆も変性意識も深まっていくのではないでしょうか。
そして、変性意識に入れたとしても何もかもをすぐに獲得できるわけではありません。
技術の習得には反復練習が必要です。
まず「この人なら」と思える師がいること。その人が導いてくださる世界に心がまるごと入っていけること=変性意識状態になれること。
その上で練習を重ねて、初めて何かが身についていくのです。
ちなみに私は教えてくださっているバレエ教師にのめり込んでいます。自分はバレエが好きなのか先生が好きなのかを考えてみると、8割くらいは先生な気がします。自分が踊る理由は先生のためでもあります。先生がそんなつもりじゃなくても、私は先生のことを思って踊るのです。
↑変性意識状態まくりです笑
こんななってるのはレッスン初日からではありません笑
でも、こうなっていなかったら真剣に技術の向上を目指すことはないでしょう。ふわふわと趣味で楽しく、も良いものですから。
そしてその変性意識ですが、好きなものに対しては自然と変性状態に入るとはいえ、他にも自分の世界をもっと広げていくために「変性意識に入る・入りやすくなる何らかの練習方法」があるとしたらやってみたいですよね。
それが、これから私が学んでいこうとしているものです。
そして毎日はつづいてく
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