ゴールが見つからない?だって人の命なんて軽いもの

ゴールが見つからない?だって人の命なんて軽いもの

私は「基本的には人の命は軽い」ということを知っています。
ただの生物で、熊に食べられたり固いものにぶつかれば死ぬだけの存在です。

「人の命は重い」というフレーズの方が気色悪くないですか?
そこに何が隠されているのか。
そうやって互いを縛らないと我々はすぐ殺し合ってしまうからですよね。

私が今殺されずに存在できているのはこの「人権という嘘」があるおかげなので恩恵を受けてはいるのですが、そもそも産んでほしいと頼んだわけでもないし。しかし生まれてきてしまった以上 痛かったり苦しいのは嫌なので、先人達がこの水準まで人権意識を必死で高めてきたことは大変ありがたいことではあるのですが、所詮は人が最近むりやり作った虚構だと据えておくと見えてくるものもあります。

「ゴールが見つからない=人生の意味が分からない」問題は、当たり前なのです。
だってそもそも意味なんてないでしょう。
生命はまず産まれた勢いの惰性で生きます。

生きることに義務はないのですから、ゴールを見つけることも義務ではありません。

幼い頃からはっきりと自分のゴールを定めていたり、また定めざるを得なかった人以外にとって、これは好き嫌いの問題かもしれません。

やってみてそういうふうに生きることが好きならそうすればいいし、そうでもなかったらやめれば良いだけです。

「人権」「人の命は重い」というアイデアが普及すると、「人間は偉大である」→「人間である自分は偉大である」という思考にスライドしていってしまい、それが「(偉大であるはずの自分に)ゴールが見つからないなんて…」「(偉大な)ゴールを掲げなければ…」というどん詰まり袋小路にハマってしまう気がします。

虫ケラにそんなもんありません。

ただ生きている以上、ものごとに対し自分の好き嫌いくらいは分かりますよね。
そこから始めればいいんじゃないかなと思いますし、私はそうしています。

(これ、まだ最初の一歩だからね!未来の私は知らん)

綺麗な身体や動きをしている人は好き。
生き様が滲み出る文章を書く人は好き。
自分の力で稼いでいこうとしている人は好き。
矮小な自分ができないことをやっている人は好き。もしその人のお役に立てるなら立ちたい。

↑これらは「好き」だから、そのまんま小さなゴールになります。

私が人の心や身体を大切に扱ったりするのは、それでお金をいただいて、変化が面白いからです。
別に「人の命が重いから」「それが偉大なゴールだから」とかではないのです。
大切にした対象者が死んじゃったら多少悲しいですが「まあ人は死ぬよね」てなものです。

めるもはセッションでもドライな発言しまくりなので、クライアントさんはご理解いただけると存じます。仕事はちゃんとしてます。

あと「嫌い」もゴールになり得ます。

あの人にされたあの扱いが嫌だった。
せっかく高度な脳があるのに醜さを放置している人を見るのがしんどい。お手入れしようぜ。
借りてきたような言葉ばっかり並んでる文章は読めない。
自分で稼ごうとしない人は他人に迷惑かけがちだから関わりたくない。

自分はこの逆を行きたいのです。

こういう「嫌なものに対する復讐」って、結果として世の中を良くするためのゴールに繋がっちゃいます。
多くの人々が世界中で惨殺されてきて、人権意識はそのことへの復讐で、そうやって人類はここまで来たのですよね。

だから虚構も素晴らしいものではあるのですが、その巨大さ故に個人が支配される面もあるので、思考の上では原点に立ち返ることも必要なのではと思います。

抽象度が低くいきなり現状の外側を見に行けないなら、思いっきり矮小な自分、虫ケラ目線で考えるのも一つの手段だと思います。

大いなる虚構の裏には「人の命は軽い」という事実が隠されていることが分かると、ものの見方が変わってシンプルになります。
こんなあってないような命、虫ケラなんだから、やりたいことだけやれば良いのです。
(虫ケラさん、悪口の引き合いに使ってごめんよ)

私は北野武監督の映画が大好きなのですが、何が良いってまず人がめちゃくちゃに死にます。

人の命が軽々と失われ、虚構の裏側にある人間の1つの真実を見せてくれます。
(最も有名なアウトレイジはもう、怒られ方と殺し方のバリエーションを見せるバラエティになってますよね。)

出典: http://www.globeenglish.com


人がめちゃくちゃ死ぬところを見るのはスッキリします。
映画は「人は人が死ぬのがめっちゃ楽しい」という本性を確認できて良いですねー。

(↑私、全く「空(くう)」に到達できそうもなく誠に申し訳ないのですが…)


「復讐は楽しい」ということを芸術的に昇華させているので、ヤクザ映画は健康に良いです。

(物理空間では生理的な拒否反応と恐怖が生じ、それを見たらさすがに私も人権派になるでしょう。)

もちろん北野武監督の映画はそれが全てではないのですが、今日はこれくらいにしておきます。

以上、初心者のゴール設定の話でした。ご参考までに。

2020/12/7 14:00 追記

なんか勝手に!シンクロ親近感を覚えた記事があったのでここにリブログしておきます照れ

この世は虚構で出来ている。 映画『ウソから始まる恋と仕事の成功術』『シャッター・アイランド』


すべてはからだと心からー。

どんな時も強くいられるマインドと女性らしい所作を、1対1で理論から学びましょう


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